時計の防水性について
こんにちは。
皆さん、時計を選ぶ時にある程度スペックは気にされると思うのですが
どのようなスペックを気にされますか??
私は意外と『防水性』を気にしてしまいます。。。
現代のモデルは殆どが日常生活防水以上のモデルばかりで、非防水モデルは見かけることがないので
基本的にはそんなに気にしなくても大丈夫ではございます。
あ、でも
時計着けて海に潜りたい!!
とか
泳ぎたい!!
とか、そういう考えを持ってるようでしたら別ですが。
ちなみに私が時計に対して防水性を気にするのは『いつでも、どこでも、常に身に着けていられる時計』が好きという個人的な感情だけでございます・・・・
でも、まぁどのようなモデルが欲しいかにもよるんですけどね。
ドレスウオッチなら日常生活防水で充分です。
ハードに使いたい時計でも、本当は100M防水あれば充分なんでしょうね。でも個人的には300M防水以上を求めてしまったり・・・
でも、あまり防水性が高いとケースの厚みが出てしまって、それも個人的にはマイナスに感じてしまったり。。。。
ここら辺のスペック問題は自分の中では尽きることのない永遠の課題でございます。。。。
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さて、そんなわけで防水性の話になりますが
防水性の表記は
「○○m防水」
「○気圧防水」(○ber)
などいろんな表記がされていますが、
一般的にはなんとなくこんな認識かと思います。
30m防水=3気圧防水⇒日常生活防水。雨にぬれるくらいはOK。
50m防水=5気圧防水⇒ちょっと水道の水がかかっても大丈夫。
100m防水=10気圧防水⇒水に入ってもセーフ。潜るのはNG。
~↓ここからダイバーズウォッチ↓~
200m防水=20気圧防水⇒泳いでも潜っても大丈夫
300m防水=30気圧防水以上⇒スキューバダイビングも出来る。
どの防水性でどこまで出来るのかというのは
メーカーごとに微妙に違うこともあるのですが…
(例えば100mでも泳いでいいよ!という場合もあったりします。)
ちなみに100m=10気圧としていますが、これは
「100m潜ったときにかかる水圧が10気圧に相当する」
ということです。
なんでハッキリしないの!!!
と言いたいところですが…
ハッキリしない理由の一つに
日本の規格と海外の規格が異なっているということがあります。
その為、なんだかもやっとした感じになってしまうのです。(笑)
防水性能の表示(WATER RESISTANT)は
日本ではJIS(日本工業規格=Japanese Industrial Standard)
国際的にはISO(国際基準化機構=International Organization for Standardization)
に基づいて定められています。
まず日本国内での分類の仕方についてですが、
日常生活用の防水時計の表示は『気圧』(Water resistant ○ber)表示で、
潜水用の時計(ダイバーズウォッチ)の表示は『メートル』(Diver’s ○m)表示
と、なっております。
表をお借りしてきました↓
もしくは・・・↓
ちなみにJISの検査は
潜水時計は防水表記の1.25倍の水圧をかけてテストを行い、
防水時計は防水表記のままの水圧でのテストを行います。
やはり潜水時計はより厳しい検査があるようです。
また単純に防水性能だけでなく
1.判読性 2.耐磁性 3.耐衝撃性 4.耐塩水性 5.水中作動性 6.操作部防水性 7.耐熱衝撃性 8.加圧防水及び強度 9.耐浸漬性 10.耐ヘリウムガス性 11.付属品の耐外力性
といった項目のテストもあります。
さて、
ここまではあくまで日本での基準に関する話なので、
海外製の時計の防水表示がそのままJISのものに当てはまるとは限りません。
上記にあるように、海外製の時計は主にISOに基づき表示がされています。
と言っても、JISの基準と大幅に異なっている…
というわけでは無さそうです。
(どうやらJISの規格がISOのベースになっているようです)
ただ、ISOでは防水性能を『気圧(ber)』と『メートル』
どちらで表示しても良いことになっているので
メートル表示だからといって
絶対水に入れても大丈夫!と思わないほうが吉なのです。
うーん、ややこしいですね(;'∀')
しかも!
すべての時計がこのISOやJISに沿った表示をしているわけではないのです・・・
ちなみにブランドによっても表現が違っていたり
同じブランドでも国によって表現が違っていたりして不思議なのです。。。
だいたい3気圧防水とかに対しては日本でもスイスでも同じような生活防水としての表現なんです。
一方で300M防水に関しても日本でもスイスでも同じようにダイビング可能という表現なのです。
一番ナゾなのが100M防水
ブランドによっては
日本の資料の注意書きには『軽くプールに入る程度。着けたまま泳がないでください』などのことが書いてある一方で
スイスの資料などには『水上スキー、飛び込み、素潜り可能』となっていたりします。
万が一のことを考えての表現なんでしょうね。。。
ただ、JIS規格や色々なブランドの防水性能表記など、そして個人の経験値を加味しますと
100M防水だったら泳ぐくらいは問題なし!!
と言えると思います。
ただ、店頭では『なるべく着けた状態では泳がないでください』と私は言いますけど・・・
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と、ここまで防水性について書いてきましたが
ここで一番重要なこと!
どんなに防水性の高い時計でも
ねじ込み式リューズをきちんと閉めていなかったり
長年オーバーホールやメンテナンスをしていない時計だと
本来の性能を発揮出来ないのでご注意くださいませ!
とりあえず、 防水表示の違いに関しては
② 規格の違い
といった感じで
なんとなーく頭の片隅に置いておいて頂ければと思います。
それでは、
お付き合いいただきありがとうございました!!!
腕時計の選び方
タイトルにも書いた通り、今日は腕時計の選び方をご案内?しようと思います。
『初めて一生物の時計を買おうと思っているという方』に向けての案内です^^
店頭で接客をさせていただいていると、初めて時計を買おうとしている方で沢山ある時計の中からどうやって選べばいいかわからない!という方がいらっしゃいます。
確かにスイス時計だけでも500~700ブランドあると言われていて、その中で日本に入荷しているだけでも100ブランド以上はあり、さらに毎年各ブランドから新作が出てくるわけで・・・
『一生物だから!』というのと『高級だから!』というのがあり、慎重になってしまいどう選んだらいいかわからなくなってしまうわけです。
そんな方へ私からのアドバイスです。個人的な意見なので、賛否あるかもしれませんが、参考にしていただけたら幸いです。
まず私が思う時計選びの基準を優先順位にご案内しますね。
①見た目が好きなデザイン
なんだかんだ言っても見た目の好みが1番重要だと思います。腕時計は1日の生活の中でも一番見る回数の多いものだと思います。見た時に自分のテンションやモチベーションを上げてくれる、そんな時計が一番だと思います。時計のスペックや中の機械(ムーブメント)はどんな物かなんてのは二の次でいいと思います。洋服選びなんかとも一緒ですよ。素材が○○のウールを使っているとか仕立てがどうだ、とか。それらは重要かもしれませんが、まずはデザインが気に入らなければ意味がないじゃないですか。腕時計選びもそうだと思います。まずは見た目に惚れれるかどうか、です。
ちなみにスペックやムーブメントが重要じゃない、というわけではありません。時計愛好家やそういうスペック好きの人にとっては時計選びの重要な要素の1つであることは間違いありません。ただ一生物の時計を初めて買おうとしている人にとってはそれほど重要ではないと思います。
②歴史のあるブランド
次にブランドの歴史性。一生物として選ぶからには将来『それどこのブランド?』と言われるような消えてなくなるブランドは選ばない方がいいと思います。そう考えると歴史のあるブランドはこの先も存続していく可能性が高いので自信をもって身に着けられると思います。
また①の話に戻りますが歴史のあるブランドの物ならばある程度はスペックも機械もそれなりのモノになっているので最初の時計選びとして深く考えなくてもいいと思います。
ちなみにスイスブランドは1800年代創業のブランドが多いです。100年以上歴史のあるブランドは間違いないと思います。ただ気をつけていただきたいのはブランドは昔に存在していたけど一旦消滅して、近年になって大きな資本がそのブランドを復興させたというものも意外に多いです。そのようなブランドの場合はどのような資本が復興させているかなんかも気にした方がいいかもしれません。
③歴史のある代表的な定番モデル
歴史あるブランドでも毎年新作を出すし、毎年生産終了になるモデルがあります。
10年前のカタログを見ても、『そういえばこんなモデルあったなぁ~』なんてのが結構あります。
何十年も先を見据えて時計を購入するなら、やはり歴史あるブランドの歴史あるモデルが良いと思います。歴史ある代表的な定番モデルはそのブランドの顔であり、そのブランドが続く限り消えないモデルだと思います。
そして、今まで何十年間と支持されて来ている定番はこの先何十年も支持され続けるデザインの時計であるはずです。
ちなみに気をつけて頂きたいのがモデル名は歴史あるのですが、デザインが全然オリジナルとかけ離れているものもあります。モデルチェンジを繰り返しながらオリジナルの意匠がほとんど残ってなくなってしまったものもあります。それはもはや定番とは言えないように私は感じます。
モデルチェンジは悪くないと思います。時代や流行で変化していくモデルチェンジもブランドの商品群の中には必要です。ただ、一生物の時計を選ぶ場合、できればオリジナルのデザインに近い物がいいと思います。そのモデルが持つアイデンティティーがちゃんと継承されている物が良いです。そこらへんのさじ加減は難しいところで、判断するのに初心者の方は難しいかもしれませんが、そんな時はお店の人に聞いてみてください。
なお、個人的には最低でも10年以上続いている定番モデルが良いと思います。50年以上歴史のあるモデルなら間違いないですね。
それと、ここは私にとって重要なんですが、『何でそのモデルが誕生したのか?』。
そのモデルが誕生したストーリー、バックボーンなんかも重要な要素かな?と思います。また、そのストーリーに感動して余計にそのモデルが好きになったりもします。
④価格は100万円以内なら妥協はしない
一生物を買おうと思ったら、高価なものなので価格にも相当シビアになるのが当然です。
店頭でお客様の声を聞いていると最初は30万円くらいで一生物を探している方が多いように思います。確かに30万円と言ったら高額ですし、興味のない方から見たら30万円の時計でも『高すぎる』と思うかもしれません。ただ、現在の各ブランドのモデルを見ると50万円前後のモデルが一番主力となっているブランドが多いように感じます。
で、ここに書いた『100万円以内なら妥協しない』ということですが、これから先の人生を共に刻む時計なのですから、金額では妥協してほしくないわけです。後で『あっちにしておけば良かった』って思ってほしくないわけです。だからといっても金銭的な限度もあるわけです。そこで基準にさせてもらったのが100万円。100万円以上になると最初の時計としてはそこまでの機能やスペックは必要ないんじゃない?というものが付いていたり、高級な素材を使ったりしているモノなどがほとんどです。
もし、予算が30万円なんだけど、本当に欲しい時計が90万円だったら妥協しない方がいいです!予算の3倍もの値段。ですが例えば自動車を購入する時、260万円の車と200万円の車、本当に欲しい車が260万円だったら妥協しない方が多いのではないでしょうか?
もっと言うならば、家を建てる時、60万円差での妥協はしませんよね。
一生物の時計を選ぶ時、この先の人生を共に過ごすわけです。大切に使っていく為にも心のどこかに妥協を残して欲しくないものです。
⑤ブランドのアフターサービス体制
永く時計を愛用していく中で必ず必要になってくるのがメンテナンス。
メーカーのメンテナンス体制や料金がどのようになっているか知っておくのも重要なこと。
時計には3年~5年に1度はオーバーホールという定期的な分解洗浄のメンテナンスが必要です。
内部に使われている潤滑油が劣化していくので時計の部品を全部分解し、きれいに洗浄
。そしてまた新たに油を差しながら組み立てるという作業です。
中には10年以上オーバーホールをされていない方もいらっしゃいます。それでも動く時計もあるのですが、動いているからと言って大丈夫なわけではありません。時計にとってはやはり良くないのです。大切ならばこそ定期的なメンテナンスは是非してください。
オーバーホールの内容を知りたい方はコチラで見ていただくとわかりやすいと思います。
そのオーバーホールの料金もブランドによっても違いますし、同じブランドでもモデルによって違ってきます。詳しくは店員に尋ねると良いと思います。
一般的にはシンプルな3針時計だと4万円前後、ストップウオッチが付いているクロノグラフだと6万円前後の価格設定になっているブランドが多いです。
そうそう、言い忘れていましたが一生物=機械式時計という前提でお話しさせていただきました。
時計にはクォーツ時計と機械式時計があります。
クォーツは電池で動く時計
機械式はゼンマイで動く時計
です。
クォーツは一生物ではないのか?というと何とも言えない、というのが正直なところです。
クォーツの場合、中の基盤の寿命があります。基盤が駄目になってしまうと、基盤を丸ごと交換しないといけなくなるのですが、同じ基盤を作ってるかどうか?ということが問題となります。
家電製品なんかを想像してもらってもわかると思うのですが、古くなったテレビが壊れたら直せなくなること多いですよね。そんな感じと一緒です。
・・・・と、まぁ時計選び方などと偉そうに書いてしまいましたが、簡単な話、好きな物を買えばいいんだと思います。ある方が言ってたセリフがあります『時計くらい選ぶこと出来ないでどうする。自分が着ける時計くらい選んで購入する決断できない奴がこの先、人生の何を決断できるというんだ?』と。荒っぽい言い方かもしれませんがその時私は『そうだよなぁ~』ってしみじみ思いました。
ぜひ、一生の宝物になる時計に出会い、
人生の苦楽を共に過ごす相棒を手に入れてください。
機械式時計の魅力について考えてみる。
皆さん、色々なきっかけで時計に興味を持ったり、時計が好きになったりしていると思うんですよね。
何か1つ『これだ!』という思いを持って時計に関心を持っている人もいれば
何気なく、何となく、『惹かれている』という方も多いのではないでしょうか。
そんなことを考えると
時計に惹かれる感覚ってどこか恋愛に似ているように思うのは私だけでしょうか・・・?
さて、そんな今回は私が思う時計の魅力について少し(長くなるかも(;'∀'))語らせていただきたいと思います。
時計にも色々と種類がありますが、今回は『機械式時計』の魅力についてに絞らせてください。
私が思う機械式時計の魅力はまとめると以下の3つかな?と思っています。
■機械式時計の3つ魅力
- 1.一生モノ
- 2.ファッションアイテム
- 3.時間を知る道具
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1.一生モノ
『今身に着けているモノで一生使っていこうというものは何かありますか?』
そう質問されて、即答できる人は何人くらいいるのでしょうか。
若い頃はそんなこと考えずに『今』その瞬間の欲求で身に着けたいものを選んでいました。
でも、改めてそう質問されると今自分が身に着けているもので生涯使っていけるものって意外とないということに気付く。
なぜならば季節や流行、時代や年齢によって身に着けなくなるものが多いし、
何よりもモノ自体がそこまで永く使っていける作りになっていないものがほとんど。
しかし、機械式時計はメンテナンスさえしていけば半永久的に使い続けることができる。自分の人生を刻んだモノを次の世代に残せる数少ないアイテムとなります。
以下、一生モノとして愛着を持てるポイントは何か?と思いついた点を挙げてみます。
■時計は一日の生活の中でも一番目を合わせる回数が多いモノ
・だから思い出も詰まる。永年使っていき、ふとした時に時計を見ながら『あの時もこうしてこの時計を見ていたよな』と思い出したりもできる。
・だから、見た目の好みは重要で、見た時に自分のテンションをあげてくれるようなデザインが良い。見た目が好みじゃないのに歳をとったらこっちの方がいいかな?とかの理屈で選ばない方がよい。むしろ『今』の感性で選んだものを身に着けることで、何年時が経っても購入したころの『今』の時代を思い出せる。
■思い出を刻み、過去を思い出させてくれるモノ。
過去に何か部活など打ち込んでいたものがある方はわかると思います。
例えば野球をやっていた方。その頃のグローブとか道具はまだ持っている方が多いのではないでしょうか。
その道具はおそらく今は普段目にしないところにあるかもしれません。
だけど押し入れの掃除などをしていると、そのころの道具とかが出てきて見つけると当時の青春時代を思い出す。
もう使わないであろうものでも捨てれない。なぜなら思い出も一緒に捨ててしまうような気になるから。
そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
別に部活の話でなくても、誰しも押し入れの掃除をしながら『もう使わないよな。。』と思いながらもなぜか捨てれないものがあるはず。
それはそのモノに捨てたくない思い出が詰まっているから。
時計はこれからの人生の沢山の思い出を詰めていってくれるもの。しかも使わなくなることがない。
そのように機械式時計は人生の苦楽を共にするアイテム。
嬉しい時、楽しい時を刻んだ思い出のアイテムになる。
特に若い方なんかはこれから先の人生をイメージしてもらいたいです。
これから先の長い人生において、転機と呼べるような瞬間というものは沢山あるはず。
職場では昇格した時や表彰されるようなことがあるかもしれない。転職なんてのもあるかも。
プライベートでは生涯を共にするパートナーと出会った瞬間、やがてプロポーズをする瞬間、子供が生まれる瞬間・・・・
現在進行形の時はなかなか気づかないけど、振り返った時に自分の人生の中での節目、節目にあんなことあったな、こんなことあったな、と思い出すことがたくさんあるはず。その節目の瞬間、瞬間を刻んだ時計は掛け替えのない宝物になるはず。
逆に人生には辛い時、苦しい時もある。その時を共に過ごした時計はさらに掛け替えのない相棒となる。
なぜなら、苦しいことや辛いこと、それらを解決してくれるのは『時間』だから。
どんなに辛いことがあっても時間が経てばやがては段々と癒されていく。
そんな辛い時間をそっと傍にいて寄り添いながら時を刻んでいってくれた時計は掛け替えのない相棒だ。
学生時代を思い出してもらうとわかると思います。
クラスで仲間と楽しいだけの時間を過ごした思い出も大切かもしれないけど、部活で一生懸命苦しい練習に耐えながら一緒に目標を目指したチームメイトは掛け替えのない友情が出来ているはず。苦しみを一緒に乗り越えたから芽生える固い友情ってあるはず。
人生におけるそんなパートナーになるアイテムが時計なのだ。
■未来の自分への羅針盤
『自分にはまだ早い』、『身分不相応だ』と思う方も多いのではないでしょうか。
そう思ってもらって結構だと思います。
むしろそのように思ってもらいたい。そのように思いながらいつかこの時計の見合う自分になろうと励んでほしいと思います。
いや、そのようなモノをもったら自然と見合うように成長するのが人間というものだ。
人は雲の上のものをつかもうとはしないが、背伸びして届くものはつかもうとする。
例えば自分には凄くもったいないと思うような異性と付き合ったらその異性につりあうようになりたくて、自分を磨こうとするじゃないですか。
その努力は決して苦でもなく自然にできちゃう。しかし、付き合う前に自分を磨こうと努力してもなかなか長続きしない。
ましてやどうでもいいように思う異性と付き合っても自分を磨こうとしない。
時計もまだ身分不相応だからと言ったって、じゃあどうなったら身分相応なのか?そんな曖昧な基準で欲しい時計を先延ばしにするのではなく、その時計を持つことで、その時計に見合う自分になればいいし、持ったら間違いなくそういう自分になっていけるはず。
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2.ファッションアイテム
『あなたにとってファッションとは何ですか?』
こう聞かれて即答できる人も多くはないのではないでしょうか。
ファッションとは自己表現、自己主張ではないでしょうか。
人は誰しもが個性を持っており、その個性をさりげなく表現、主張するのがファッション。
個性は目に見えないが、周囲はその人のファッション(外側)を見て個性(内側)を何となく知る(感じる)。
ファッションに興味がない幼い頃は親が選んだ服を何の抵抗もなく着るし、毎日同じ服着たって平気。
その頃の自分にとって服は『ファッション』ではなく、ただの『道具』でしかないのだと思います。
ファッションは決して洋服だけではありません。
バッグ、シューズ、もちろん時計だってファッションアイテムの1つなのです。
そのようなファッションアイテムの中でも時計は少し他のアイテムと違う魅力がある。
季節、流行があまり関係なく、世代を超えて共感してもらえる、認めてもらえる価値がある。
時計というのもは身体にしめる面積は小さいけど、ファッションにおける存在感は大きい。
そして心にしめる割合は非常に大きい。
■道具からファッションアイテムになる
お母さんが選んだ服を着ていた頃の子供時代は周囲の友達を服装では判断しなかったはず。
しかし、服にに興味が出てきて自分で服を選ぶようになると段々と周囲の服装を見るようになる。
服に興味がない時は目に入っても気にならない、でも興味が出てくると気になるようになるものです。
例えば小学生の頃は友達を作るのに相手の服装なんか気にしないはず。
しかし大学や専門学校に入る頃には友達を作ろうと思うと初対面の人でも、その人のファッションを見てしまうと思います。
それでその人がどんな感じの人なのかある程度把握しようとする。
例えば中学生くらいになると女性は男性よりも早くオシャレを意識するようになります。
学校でカッコいい男子の私服がダサかったりしてがっかりした人も少なくないはず。
しかし、男性はオシャレに目覚めるのが女子よりも遅いから私服がダサいとか感じていないから仕方ない。
これは時計も一緒。
興味がない時は他人がどんな時計を着けていようが気にならない。
相手の手が視界に入ってきても時計まで意識がいかない。
しかし、一旦、時計に興味が出ると相手がどんな時計を着けているか気になるようになる。
しかも、時計の場合、パッと見た目でブランドが分かるし、どんなモデルかで印象もだいぶ変わる。
もし、ファッションに拘っているなら腕時計には気を抜かないで欲しい。
高級なスーツを着ていても拘りのない時計を着けていたら安っぽくも見えてしまうし、そんなに値段のしないスーツでもサイジングさえしっかりしていて拘りのある良い時計を身に着けていたらスーツも高級に見えたり、拘りがあるようにも見える。
時計は男性が冠婚葬祭含めてどんな場でも唯一見つけられるアクセサリー。
■時計は自動車に似ている。
自動車と時計が似ているのはメーカーやモデルによってオーナーの印象が変わるところ。
また世代が関係なく認めてもらえる物でもある。
20代が50代の人の自動車に憧れるし、50代が20代の人の自動車を羨ましがったりもする。
時計も一緒で世代を超えて認めてもらえるアイテムなのです。
なぜならば、実用時計(ファッション時計は別)は自動車と一緒で機能を重視した工業製品であり、デザインもその機能の中から生まれたものが大半なので、普遍的な魅力があるからです。
現在、時計に興味のない人はピンとこないかもしれません。
だけどそれは自動車に興味のない小学生と同じようなもの。小学生は街を走っている自動車を見ても関心がないからメーカーや車種とか気にならない。
でも免許をとるようになると自分が乗りたい自動車も出てくるし、友人の自動車がどんなのかとか意識したりするようになる。
時計も一緒で興味がないと周りの人の腕元が目に入っても時計を気にすることはないが、時計が気になり出すと周りの人の腕元を見てしまうようになる。
逆に言えば意外と自分の腕元も他者からさりげなく見られているということ・・・
■料亭の女将は靴を見る。ホテルのフロントマンは時計を見る。
よく料亭の女将はお座敷にあがったお客様の靴を揃えながら、その靴の品質や手入れの仕方などを見てお客様の人となりを見ると言います。
ホテルのフロントマンは記帳するお客様の腕元を見てどんな時計を着けているか見て、そのお客様の人となりを見ると言います。
もちろん、そのアイテムだけではなく全身の身だしなみも重要なのですが、全身の身だしなみがきちっとしていて、その上で靴や時計などごまかしが効かないアイテムに拘ったものを選んでいた方が良い。
特にホテルは以前チェックアウト時に清算が主流だったので、顧客や信用のおけるところからの予約客は大丈夫として、飛び入りのお客様の場合などはスキッパー被害を防ぐためにも、その人の品位品性、人柄などを量る物差しとして時計を見たりしていたそうです。
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3.時間を知る道具
『時計は何の為の道具?』
そう聞かれたら何と答えますか?
ここまで長々とこの文章を読んでいただいた方は難しく考えてしまいそうな気もしますが
ずばり『時間を知る為の道具』です。
時計には沢山の魅力がありますが、そもそも本来の機能、『時刻表示』ということの重要性も改めて考えてもらいたいと思います。
現代の人々は日々の生活で時間を気にしないということはほとんどないはず。
少なくとも仕事をしている間は時間に管理されながら行動をしているはず。
何時に起きて、何時に家を出て、何時にアポが入っていて…
そんなふうに考えると時間に縛られているような気がして窮屈に感じてしまう人もいるかもしれません。
しかし、時間は誰かを縛るものではなく、その人の人生を導いていくものだと思うし、一緒に人生を刻んでいくものだと思います。
そんな時間を何で見ていくのか?
『時は金なり』という言葉があります。
意味をご存知ですか?
何となくはわかるような気がするけど・・・・と言う方が多いのではないでしょうか。
時間は目に見えないけど、お金と同じくらい価値のあるもの、という意味らしいです。
しかし、お金というか金銭的な価値というものは殆どが元々は『時間』だと思いませんか?
時給や月給などは自分の1時間という時間、1ヶ月という時間を企業に売っているのと同じで、企業はそれを給料というカタチで買っている。
自分の能力が上がり、自分の時間の価値が上がれば昇給というカタチで高く買ってもらえるようになる。
また、お金を出して買う『物』の値段はどこからくるのか?
値段を構成する要素の多くはコストであり、コストの多くが人権費です。
そして、人件費の高低はどれだけ手間(時間)がかかるかで変わります。
食べ物でも衣料品でもなんでも1つの物が出来るまでにどれだけ手間暇がかかったかで値段が変わる。
オートフォーメーション化され自動で大量に作られるものは安くなるし、手作業で1点1点丁寧に作られるものは高くなる。
また、素材で値段が変わることもあります。
しかし、高価な素材というのは結局それも手間がかかるからというのがほとんど。
例えば同じ野菜でも無農薬で育てられたものとそうでないもので値段が違うのはそういうこと。
そう考えるとお金は重要だけど、それを生み出す『時間』も本当に大切だと思います。
また、少し角度を変えてみると
日々の生活の中で誰もが色々と買い物をします。
本を買う、洋服を買う、家具を買う、雑貨を買う・・・
例えば500円出してマンガ本を買いました。マンガ本に500円を払ったと思っている人が多いと思います。
しかし、実はマンガ本を読んでいる時間が楽しいから500円払って買ってるわけで、
『マンガ本』に500円を払ったというよりは、『マンガ本を読む時間』の為に500円を払ったのだと思います。
20,000円でブルゾンを買ったとしたら、ブルゾンに20,000円を出しているけど、実は新しいブルゾンを着て出かける時間が気分が良くなるから20,000円出して買っているんですよね。
つまり、お金を払って得た『モノ』が自分に『イイ時間』を与えてくれるから買うんです。
旅行なんかわかりやすいと思います。
旅行でかかるお金は交通費とか宿泊費とか。
なんでそのお金を払って旅行に行くのか?と言ったら『普段と違う楽しい時間を過ごしたい』からではないでしょうか。
つまり、極論を言ってしまうと人はお金を払うことで得るモノが自分にイイ時間を提供してくれるからお金を使う。
イイ時間を過ごす為にお金を使っている、と言えるのではないでしょうか。
それなのに、時間を大切にしていない人が意外と多いのではないでしょうか。
携帯電話やデジタル表示の時計では時間をなかなか大切に感じることができない。
例えば、学校に通っていた頃、黒板の横にアナログの時計があったと思います。
授業が残り5分という時の時計の針のほんの少し間隔が非常に永く感じたことは誰もが経験あるのではないでしょうか?
逆に休憩時間が終わる残り5分という時の5分の針の間隔は『あ、もうすぐだ!』と短く感じたのではないでしょうか。
そういう時間の『早さ』、『長さ』、時間の『流れ』などを感じさせてくれるのがアナログの時計だと思います。
デジタルの時計では時間の『早さ』、『長さ』、『流れ』は感じれません。
目に見えない時間を感じさせてくれるのがアナログ時計なのです。
だから大切な時間を大切に感じながら過ごすにはアナログの時計で時間を見ていく方が良いと思います。
高かろうが安かろうが針で表示するアナログの時計なら時間を感じられるし、時間を大切に過ごせるのではないでしょうか。
ただ、個人に与えられた時間というは無限ではありません。
『人生』という限られたものです。
では大切な時間、限りある自分の時間を何で見ていくのか?
と言った時に
どうせなら生涯共にできる時計で自分の人生の時を刻んでいけたらステキなんじゃないかと思うわけです。
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以上、長々と書いてしまったのですが
私が感じている機械式時計の魅力とはこんなところです。
本当はもっと色々と感じていることもあるのですが、拙い私の表現力では文章にしきれませんでした、、、、
書いた内容は結局は私の価値観であって、絶対的なものではないので
人それぞれ感じる機械式時計の価値観はあると思いますし
そんな皆さんが感じる機械式時計の魅力や価値観などを交えながら一緒に時計談義ができたら楽しいな、といつも思います。
ワインディングマシンは使った方が良い?使わない方が良い?どっち??
時計をお持ちの方からよく聞かれる質問があります。
『時計を週に2日くらいしか使わないのですが、止めないでワインディングマシーンにかけていた方がいいですか?』
と言うような内容。
ワインディングマシーンはその名の通り自動巻き機。
時計が回転して、自動でゼンマイを巻きあげてくれるマシーンです!
Q1,時計を止めておいた方がいいのか
Q2,時計を動かしておいた方がいいのか
Q3,ワインディングマシーンにかけるべきか
Q4,ワインディングマシーンにかけないべきか
この問いには
色んな人の色んな意見があり賛否両論です。
で、
個人的な意見を言わせてもらいますと...
①止まっている時計のゼンマイ巻き上げと時刻合わせが面倒でなければ止めておけばいいし
②止まっている時計のゼンマイ巻き上げと時刻合わせが面倒な人はワインディングマシーンにかければいい
そのように思っています。
①の場合ですと、止まっている間は機械内部の油の汚れが出ないのでオーバーホールするまでのスパンを少し長めにみてもらっても良いようです。
ただ、ねじ込みリューズなどの場合だとリューズ部分の消耗が多く、リューズが早い段階でダメになる可能性も。だからリューズ操作は丁寧に行うのを心がけて欲しいです。
②の場合は自動車で言うならば常にアイドリング状態であるわけで、機械的な部分の消耗は早くなります。また、安いワインディングマシーンよっては時計に磁気帯をしてしまうような粗悪品もあるようなので気をつけた方が良いです。
それと10万円以上するような高級なワインディングマシーンでないと、2~3年でモーターが駄目になってしまうものも多いようです。
さて、
そのような話題からもう少し突っ込んだお話しをさせていただきます。
『自動巻きはローターで巻き上げる方が良い!!』
と言うことです。
これは私も以前はわからなかったのですが
どうやら自動巻きの機械の多くは手巻きにはそんなに適した構造ではないようです。
↑この図面は時計の機械の内部構造です。
香箱というのが時計の主ゼンマイが納められている歯車です。
その上に『角穴車』というのがあります。
香箱真にとりつけられており、ゼンマイを巻きあげる為の歯車です。
手巻きの場合はリューズを介した歯車と連動し
自動巻きの場合は自動巻き機構の歯車と連動することで
ゼンマイを巻きあげます。
この、角穴車が結構曲者なのです。
自動巻き時計の場合、手動でゼンマイを巻きあげると
この角穴車にかかる負担が大きく、破損してしまうケースがあるようです。
以前、僕が経験した事例でいいますと
セリタのSW200という機械をベースムーブメントにした時計の場合
↑SW200
角穴車の歯が欠損してしまい手巻きできないという故障がありました。
この方の場合、3度目の同じ故障。
メーカーの見解では『なるべく手巻きはしないでください。するにしてもあまり巻きすぎないでください』
(@_@;)!!!!!!
なにーーーーー!!!????
そんなことをメーカーが言ってしまうのか?
このセリタのSW200はご存知の方も多いと思いますが基本設計はETAの2824と同じ。
↑ETA2824
ETAの2824では同じような症状なんてほとんど聞いたことがなかった私は
すぐさまH師匠に相談。
H師匠はさすがでした。なんでも知ってますね。
どうやら2824の角穴車は凄く頑丈に作られているらしい。
しかしセリタとかの角穴車はそこまで頑丈に仕上げてないので手巻きをしているとそのような症状がでるとのこと。
おそらく、セリタも今後は改善していくとは思うのですが
さすがはETAですね。蓄積されたノウハウが違うんだと思いました。
しかし、
H師匠いわく、ETAでも基本的には自動巻きの時計は手巻きはしない方がいいですよーとのこと。
あと、ムーブメントに対してケースが大きすぎると巻き芯が長くなり、そのせいで各穴車にかかる負担が大きくなり故障もしやすいと。
リューズが大きすぎるのも良くないと言ってましたね。
角穴ちゃん。意外と繊細な部品のようです。。。。
てなわけで、
自動巻きの時計は一番いいのは止まらない程度に頻繁に身に着けてあげれた方がいいようです。
しかし、そうは言っても
愛好家の方たちは複数所有しているわけで、そんな簡単には行きません。
なので、
リューズでゼンマイを巻きあげる時は
優しく丁寧に、を心がけましょう!
まぁ、こんなことを書いていると
読んだ人は『機械式時計ってめんどーだなぁーーー』ってマイナスに思ってしまうかもしれませんが
そんなところも含めて愛着が湧くのが機械式時計だと思います。
機械式時計なんかよりも
もっと面倒なのが『人間』。
そんな人間関係の中で社会を生きている皆様なら
機械式時計の魅力は分かってくれるはず!
と、思っております。
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Gショックはどこが魅力なのか
1.G-SHOCKとは?
さて、Gショック。
色々な高級時計を持っているような時計好きの人でも1本は持っているという人が多いのがGショック。
デザイン的にもカッコいいし、それでいて実用的であの値段。
時計が『実用性』を求めるだけの物だったとしたら、もう究極の時計ではないか?と思うんですよね。
スマートウオッチが最強と言う人もいると思います。
でも、きっとスマートウオッチがどれだけ進化しても、スマートウオッチはスマホを補完するデバイスでしかないと思うんです。逆に言ったらスマホが無ければ存在価値はグッと下がる物でもあると。
その点、Gショックはそれ単体だけで『時計』としての実用性は究極なのではないかと思えるのです。
実際に、軍隊の人達の身に着けている時計を見るとGショックが多いです。
彼らが身に着けるものには『実用性しか』重視されないはず。
ちなみに、Gショックが日本で流行ったのもきっかけはアメリカ。
Gショックにいち早く目をつけたのがアメリカ軍の兵士達でした。
今でも多くの兵士がGショックを着用しています。
そのアメリカ軍の兵士達が着用している姿を私達日本人が目にしたのが1991年に勃発した湾岸戦争でした。
制式採用ではないにも関わらず、テレビに映し出される兵士の腕には多くのGショックがありました。
そして1994年に公開された映画『スピード』でキアヌ・リーブスがGショックを身に着けていたことで日本でも一気に大ブレイクをしました。
着用したのがDW-5600C-1V
ちなみに、キアヌ・リーブスはSWAT隊員役。
実際のSWATでも着用者が多かったのでGショックが選ばれたのだと言われています。
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2.G-SHOCKの歴史
次にGショックの歴史をサラッとおさらい。
1983年に初号機『DW-5000』が発売。
G-SHOCKの『G』とは『Gravity(重力)』から来ています。
商品企画:増田裕一
設計:伊部菊雄
デザイン・ネーミング:二階堂隆
この20代の3人が中心となり『PROJECT TEAM Tough』として開発が始まった。
1981年より開発が始まり、
- 1.10mの高さから落としても壊れない
- 2.10気圧の防水性
- 3.10年の寿命
という『3つの10』を掲げた。
一番の難関が強度にあり、あらゆる試行錯誤を繰り返しながら2年の歳月をかけて開発された。
ちなみに、1983年というのはある種時計誌に名を残すもう1本の時計が生まれています。
それがスウオッチ。
↑1983年時の広告。
さらに、1983年と言うと
イタリア空軍のフレッチェ・トリコローリにブライトリングのクロノマットが制式採用された年。
翌年1984年に一般向けにクロノマットが発売開始。
そんなふうに歴史を遡ってみると
Gショックはもう立派に歴史あるモデルになっているのだと実感します。
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3.個人的おススメモデル①
魅力溢れるGショックの数多くあるラインナップの中でも
私が気になるのはここらへん
G-STEEL
なかでも
一番気になるのはこのモデル
GST-B100XA-1AJF
- ケースサイズ (H×W×D): 58.1×53.8×14.1mm
- 質量: 104g
- 20気圧防水
80,000円+税
G-STEELは洗練された大人のGショックってイメージがあります。
高級機種にはMR-Gとかありますが、そこまでの高級機ではないですが、どこか洗練された美しさのあるデザインです。
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4.おススメモデル②
そして!
私がもう1つおススメしたいGショックと言えば
マスターオブGのシリーズでしょう!
極限の実用性を求めたシリーズです!!
中でも・・・・
フロッグマンはしびれます
マスターオブGの陸海空の中では私は断然『海』派です。
GWF-D1000B-1JF
- ケースサイズ (H×W×D): 59.2×53.3×18mm
- 質量: 141g
- ISO200m潜水用防水
¥130,000+税
この、どんな環境にも耐えれて、
どんな過酷な場所へも一緒に連れていける『相棒』的なスペックが個人的には非常に好きです。
水深計も搭載されており、過酷な任務を遂行する
最大80m
このオーバースペックなんじゃないか?と言えるほどの機能性がたまりません!
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5.G-SHOCKはスニーカー?
タイトルにも入れましたが、私はGショックはスニーカーと同じような存在だと思うんですよね。
革靴やブーツなんかも魅力はありますが、スニーカーはスニーカーの魅力があります。
しかも、スニーカーの中にもランニング用やバスケ用、テニス用など色んな用途に応じて沢山の種類があります。
また、それをタウンユースで使うことで多くの人達がスニーカーをファッションとして楽しんでいます。
ローテクスニーカーもハイテクスニーカーも色々な種類がありますが
G-SHOCKもそんなスニーカーの世界と同じように楽しめる時計だと思います。
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最後に余談ですが
私が一番最初にG-SHOCKを手にしたのが確か高校3年生。
その時のモデルがこのAW-500-1Eでした。
確か、Gショック初のデジアナモデルだったような。。。。
ずーと永らくこの時計を着けていましたね。。。
大学4年間はこの時計と共に過ごしました。
周りはそれこそ『スピード』の影響でDW-5600とか着けている人が多かったですけどね、
何か私はこのデジアナが好きだったんだよなぁ。。。。。
今では外装の樹脂が加水分解でボロボロになっていて使えなくなっているのですが
それでも何か捨てることができないんです、、、、
そんな大好きな時計です。
ETA バルジュー7750の魅力について
今回はクロノグラフムーブメント、
バルジュー7750についてお勉強をしようと思います。
長くなりますので覚悟してください!
なお、今回はこのウェブマガジンを書くにあたって
雑誌クロノス主筆の広田雅将氏より多大なる情報提供等をいただきました。
感謝。
なので、僕の言葉というよりは広田さんの
お言葉と思って読んでいただけたら・・・と思います。
さて、バルジュー7750ですが
色んなブランドが採用しており、
汎用ムーブメントと少し見下して言う方もいるのが現状です。
でも、深く理解をせずに見下すにはもったいないムーブメントです。
いや、むしろ深く理解をしている方ならば、
このムーブメントを少なくとも蔑んだりはしないと思うんですよね。
そりゃあ芸術的な面や設計での論理的な面での美しさ、
実用性などとなってくると
色々と魅力的なクロノグラフのムーブメントはあると思います。
でも、個人的には7750は大好きなムーブメントです。
大好きな理由はまた後で述べますね。
【バルジューCal7750】
この、バルジュー7750ですが
個人的にはその生い立ちが好きです。
ブライトリングが好きな方なんかには響くかと思います。
まず簡単に言いますと50年代、
ブライトリングがナビタイマーなどに多く採用していたヴィーナス社製のCal.178というムーブメントがあります。
そして、1969年に世界初の自動巻きクロノグラフの開発を目指していた
ブライトリングやホイヤーなどの連合チームが発表したムーブメント、
通称クロノマチックことCal.11というムーブメントがあります。
バルジューのCal.7750はこの178と11の血統を受け継いだ子孫のようなムーブメントなのです。
それではもう少し詳しくご説明していきますね。
ブライトリングがその昔、クロノグラフムーブメントとして採用していたのが
ヴィーナス社製のCal.178でした。
【ヴィーナスCal178】
これは今でも傑作ムーブメントとして名高いムーブメントです。
ちなみにヴィーナスについて少しご説明をしますね。
ヴィーナス社は1924年に創業されたクロノグラフムーヴィメントのエボーシュで有名な会社です。
ヴィーナス社の最初のムーヴィメントは
1935 年のCal.140。
これは12時に時刻表示の時分計、6時に30分積算計、文字中央にクロノグラフ針の縦目。
従来の時計の輪列機構から考え一番作り易い形だったようです。
1940年に横2つ目のCal.150と縦目のCal.170を開発します。
この横目のCal.150を基礎に開発されたのが
ブライトリングが1942年に発表した
初代クロノマット(初の計算尺付き腕時計)に搭載された代表作Cal.175です。
【1942年初代クロノマット ヴィーナスCal175を搭載】
ヴィーナス社とブライトリングとの関係は深く、
この後、Cal.175に12時間積算計を加えたCal.178は
1952年に発表された初代ナビタイマーに採用されました。
【1952年初代ナビタイマー ヴィーナスCal.178を搭載】
しかし時代は変わっていき、おそらくクロノグラフの需要も減っていたと思われます。
1966年にヴィーナス社は倒産。
ヴィーナス最後のCal.188は3年後にバルジューCal.7730として甦ります。
ここでクロノグラフムーブメントの表をチラッとご覧ください。
ヴィーナスのCal.188は、
名機175、178の血を受け継いでいます。
地板と輪列は同じなのですがクロノグラフの作動方式をコラムホイールからカム式に変えました。
さらにコストダウンの為、クロノグラフのブレーキレバーも省いたそうです。
(ちなみにカム式でブレーキレバーつけたのは、1968年のレマニアが初なのだそうです。)
ヴィーナスCal.188を継承した(名前変えた)バルジューCal.7730もブレーキレバーがありませんでした。
【ヴィーナスCal.188】
【ヴィーナスCal.178】
178にはあったコラムホイールが188ではカムに代わっているのがわかると思います。
その後、ブレーキレバーが付いたのがCal.7733となります。
このように昔のカム式はブレーキレバーが無かったのでコラムホイールの方が格上に扱われていましたが
現在ではレバーがあるので機能的にはコラムホイールのモデルと大した差はありません。
【バルジューCal.7733】
と、
ここまでがヴィーナスからバルジューCal.7733までの流れです。
一方で1960年代後半
ブライトリングはホイヤー社、ビューレン社、デュボア・デプラ社と共同で
世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントの開発をしていました。
3針の自動巻きムーブメントが開発されてから40年近く経っても
自動巻きのクロノグラフムーブメントが開発されなかった1つの理由に
スペースの問題がありました。
3針のムーブの3倍近くの部品数になるクロノグラフムーブメント。
そこに自動巻きのローターなどの機構を盛り込むには非常に困難を極めたようです。
そこでブライトリングの3代目ウィリー・ブライトリングとホイヤーの4代目ジャック・ホイヤーが手を握ったのです。
そこに加わったのがムーブメント会社のデュボア・デプラ社。
デュボアのジェラルド氏が主張したのがクロノグラフのモジュールとマイクロローターとの組み合せでした。
そこでマイクロローターの特許を持っていたビューレン社がこのプロジェクトに加わったのです。
そして1969年3月に発表されたのがクロノマチック(Cal.11)なのです。
【クロノマチック Cal.11】
このCal.11の振動数を上げ改良したのがCal.12となります。
クロノマチック(Cal.11/12)はクロノグラフのモジュール式なので
いわゆる2階建です。3針のムーブメントにクロノグラフのモジュールを重ね合わせた状態。
このクロノマチック(Cal.11/12)のベース部分をバルジューCal.7733(ヴィーナスCal.188)から転用して作られたのがバルジューCal.7740となります。
【バルジューCal.7740】
Cal.7740はスイングピニオンと、モジュール式の設計が新しかった。(Cal.188をベースにCal.11のモジュール式とスイングピニオンを組み合わせた)
そして、このCal.7740からスイングピニオンとモジュール式の設計を転用したのが
バルジューCal.7750となります。
7750の設計者はエドモン・キャプト氏です。
後に名作フレデリック・ピゲの1185を手がけた人です。
7750と1185の設計が似ているのはそのような理由からです。
クラッチにスイングピニオンを載せて、下側をシンプルにする、が7740の設計思想だったそうです。
そして下側が空いたからそこに自動巻きを載せて7750が作られたというわけです。
なお、Cal.7750が開発されたのが1973年です。
この7750を採用したモデルでクォーツショックで経営の危機にあったブライトリングを立て直そうと開発されたのが
1984年発表の【クロノマット】です。
【1984年クロノマット】
このクロノマットがイタリアで人気が出て、機械式時計の人気復活の立役者の1つと言われました。
7750の設計は、今のクロノグラフムーブメントにものすごく大きな影響を与えています。
具体的にはリューズの近くにクロノグラフのコラムホイールもしくはカムを設置するという設計です。
長い作動レバーを使う必要がないので、省スペース化が出来ます。
その結果、自動巻きや他の部品などのなどのスペースとして使用できるようになるわけです。
この7750、そして同じエドモン・キャプト氏設計の高級版であるFP1185。
これらの影響を受けて開発されているのが現代の各ブランドの自社製のクロノグラフムーブメントです.
もちろんブライトリングのキャリバー01も大きな影響を受けています。
【BREITLING Cal.01】
赤く囲んだコラムホイールとプッシュボタンの位置が近いですよね。
他のクロノグラフのムーブメントも調べてみてください。プッシュボタンとコラムホイールや
カムの位置が近くになっているものが多いと思います。
こうしてムーブメントの観点から歴史を見ていくと面白いですね。
『モデル』だけではわからない、その時計の生い立ちが見えてきます。
そして、やはり僕はこの7750という機械が大好きなのです。
理由は何と言っても汎用性です。
現在、これだけ多くの時計に使用されており、
そして40年以上作り続けられているムーブメント。
この先何十年経っても無くなりそうにない不滅のムーブメントのようにも思います。
また、修理などにおいてパーツが欠損したり、修理できる技術者がいない(少ない)などの
こともまず考えられません。
そのような点でアフター面での安心感というのがあり、
そこが良いです。
ある意味『最強』ですよね。
あと、マニアックなことはわかりませんが40年以上作られ蓄積されてきたものもあるだろうし
改良されてきたものもあるだろうと思います。
40年以上作り使われてきているものに駄作があるはずないのです。
あのペヤングソースやきそばだって
1973年(昭和48年)7月 - 製造を開始。「ペヤングヌードル」を発売
1975年(昭和50年)3月 - 業界初の四角い容器のカップ麺「ペヤングソースやきそば」を発売する
という40年以上の歴史があります。
そりゃあカップ焼きそばにも色々種類がありますし
ペヤングよりも他の商品の方が好きだという方もいるでしょう。
ちなみにカップヌードルは1971年から発売されています。
これもきっとずっと愛され続けていく商品。
他にどんなカップ麺が出てきてもカップヌードルは廃盤にはならないんだろうなぁ。。。と思います。
それからもう1つ余談ですが
バルジューCal.7750には3つのグレードがあります。
■エラボレート
■トップ
です。
グレードが高くなればより精度も高い仕様となっています。
また素材の違いもあります。
素材の違いが出るのがエラボレートとトップ。(スタンダードとエラボレート、トップとクロノメーターは基本的に素材は一緒)
エラボレートはテンワにニッケル、ヒゲゼンマイにニヴァロックス2を使用。
一方、トップとクロノメーターはテンワにグリュシデュールを使用。
ヒゲゼンマイはアナクロン(ニヴァロックス2を焼き入れし、優れた特性を有する)を使用しています。
トップとクロノメーターは双方に技術的な差はなく、微調整のレベルがやや異なります。
多くのブランドが
7750をベースに使用したりしていますが
どのグレードのものを使用しているのか
また、どのような手の加え方をしているのか
それらの要素で型式は同じ7750でも全く別物と言えるようなムーブメントに仕上がっていくのです。
何本も時計を所有していけば、外見だけの違いではなくムーブメントにも個性を求めたくなる気持ちもよくわかります。
7750ベースのクロノグラフを数種類持っていても面白くない。ブランドの自社製ムーブメントのモデルが欲しくなってもくるもんです。
ただ、『7750ベースだから』という理由だけで、7750ベースの時計を避けて自社製ムーブのモデルだけを良しとして選ぶのだけは辞めて欲しいなぁと個人的には思うのであります。
もちろん、魅力的な自社製ムーブメントも沢山ありますし、7750だけが最高というわけではないんですけどね。
最後に余談ですが
7750の設計者であるエドモンド・キャプトさんですが
彼が7750の設計に際してセイコーのCal.6139を参考にしたようです。少なくとも7750の高級版であるフレデリック・ピゲのCal.1185は6139から学んだと言っているそうです。
セイコーのCal.6139はコラムホイールがプッシュボタンの近くにあり、垂直クラッチを採用した初のムーブメントでした。(1987年にフレデリック・ピゲCal.1185が垂直クラッチを採用したことで今や垂直クラッチは業界内のトレンドとなってきています)
そう考えると現在のクロノグラフムーブメントって面白いなぁと思います。
スイスだけでなく日本の技術も活かされて現代へと技術が継承されてきているんですよね。
ちなみにセイコーCal.6139の話も出したのでもう1つ余談。
1969年はクロノグラフにとって大きな節目の年だったのです。
この年に3つの『自動巻きクロノグラフムーブメント』が誕生しているのです。
1つが前述しているブライトリング、ホイヤーなどの連合軍によるCal.11
もう1つがゼニスのエルプリメロ
そしてセイコーのCal.6139
ゼニスはエルプリメロを1月に発表。これが世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントと言われていますが製品化されたのが9月。
一方、Cal.11は発表は3月だったものの製品化されたのはエルプリメロよりも早かった。
そういった意味ではこちらも世界初。
しかし、実はセイコーのCal.6139を搭載したモデルは1969年6月には既に店頭に並んでいたそうです。
実質、世界初の自動巻きクロノグラフを発売したのはセイコーだったようですが
世界的な発表などがされておらず認知されていなかった模様です。
この3機種、どれがどうというわけではなく同時期にこの3機種が誕生したということが奇跡のようにも思います。
この3機種がその後のクロノグラフムーブメントに与えた影響というものは大きいですからね。
OMEGA シーマスターの歴史と魅力
最近、シーマスターについて思いを馳せていたら、、欲しくなってきたのでシーマスターについてのブログです!
あ、私の癖なんですが、常に何かしら時計を欲しいと思っているんですよね。
だから常日頃から『次に手に入れるのはどんな時計がいいかな?』とかそんな目線で色々と時計を見てるので欲しいのが色々と出てきちゃうんです、、、、
特にフェアをやっていると、そのブランドの時計ばかり見てしまうので、今回もオメガです(笑)
はじめに
オメガの時計を語る上で絶対に外せない時計がシーマスターだと個人的には思っています。
なぜならば代表モデルのスピードマスターさえもその出自はシーマスターのクロノグラフモデルとしてでした。
また、人気のモデルであるアクアテラやダイバー300Mはシーマスターのラインナップになっています。
オメガのモデルのルーツを辿っていくとシーマスターに行き着くモデルが多いのです。
そもそも、現行モデルを見て、アクアテラがなぜダイバーズウオッチのカテゴリーであるシーマスターのラインナップに含まれているのか疑問に思う人もいるはずです。
150mしか防水性がないですし、回転ベゼルなどのダイバーズウオッチとしての要素がありません。
このような疑問を解消する為にもシーマスターの誕生をご案内します。
1948年初代シーマスター誕生
初代のシーマスターが誕生したのが1948年です。
オメガ創業100周年の年にこの記念すべき時計が誕生したのです。
オメガは第二次世界大戦中に軍用時計を制作しました。
軍用時計には耐磁性や防水性が求められていました。
それらの条件をクリアし英国軍に採用された実績と経験を活かし開発されたのがこのシーマスターでした。
『街に、海に、郊外に』どこにでも身に着けていけるオールラウンドモデルとして開発されたのがこのモデルだったのです。
つまり、シーマスターとはダイバーズウオッチとしてではなく防水性のある万能時計としてネーミングされたのです。
1stシーマスターはセンターセコンドタイプがスタンダード・モデルとして発売され、
スモールセコンドタイプがクロノメーター仕様として発売されました。
ムーブメントはハーフローター式の自動巻きキャリバー350(スモセコはキャリバー341)を搭載していました。
このモデルの需要がシーマスターのバリエーションを増やしていきます。
スタンダード・モデルにもスモセコが登場し、逆にクロノメーターにはセンターセコンドが登場します。
さらに手巻きモデルが出たり、レディースが登場したりなど50年代にかけて様々なシーマスターが作られていきました。
1957年
1957年にはダイビングモデルとしてシーマスター300が登場
1963年
1963年にデ・ビルが登場。
現在では独立したコレクションとなっているデ・ビルですがそのルーツはシーマスターなのです。
1970年
高深度での作業を行う職業ダイバーの要望に応え600Mの防水性を誇るダイバーズウオッチとしてプロプロフが登場。
現在では1200M防水になっており、オメガの中では一番の防水性を誇るシリーズとなっています。
なお、プロプロフとはフランス語で「プロフェッショナルダイバー」を意味するplongeur professionnelから取った造語です。
1993年
1993年には現在も人気のダイバー300Mが発表。1995年の映画『007 ゴールデンアイ』でジェームズ・ボンドが着けたことでも有名。
これ以降、ボンドウォッチの印象が強いモデルとなります。
2005年
2005年にプラネットオーシャンが登場します。ダイバー300Mの上位機種として600Mの防水性を誇るモデルです。
デザイン的には1957年のシーマスター300からインスパイアされており、インデックスに12,6,9のアラビアを配してます。
またアロー針を使っているところなどもシーマスター300を意識していると思われます。
2014年に57年のシーマスター300を復刻した現行のシーマスター300が登場。
復刻モデル シーマスター1948
このような歴史を辿ってきたシーマスター。
そのシーマスターの原点となる1948年の初代シーマスターの70周年を記念して作られた限定モデルがあります。
スモセコモデルとセンターセコンドモデルの2種類。
シーマスター1948
品番:511.13.38.20.02.001
ケース径:38㎜
防水性:6気圧
価格:748,000円(税込み)
1948本限定
シーマスター1948
品番:511.12.38.20.02.001
ケース径:38㎜
防水性:6気圧
価格:814,000円(税込み)
1948本限定
とても似た雰囲気の両者ですが細部には違いがございます。
針の形状はスモセコがリーフ型になっており、センターセコンドはドーフィン型になっています。
またインデックスと目盛りもセンターセコンドはインデックスが長くなっており、目盛りも内側になっています。
一方スモセコは外側にレールウェイ目盛りとなっています。
微妙な違いがありますが、これは好みが分かれるところだと思います。
2つの共通しているのは裏蓋。
シーマスターのルーツは英国空軍に供給していた軍用時計だと先に述べましたが、
この時計の裏蓋にはオメガに信頼を寄せていた数多くのパイロットや水兵へのオマージュが施されています。
フラットなサファイアガラスに「70th Anniversary」のロゴ。
そこにクリスクラフト社の船と英国空軍が最初に投入したジェット戦闘機であるグロスター ミーティアをレーザー刻印し、手作業でラッカー仕上げを施しています。
これ、私はめちゃくちゃ欲しい時計なんです!
シーマスターについて書いていたら
やっぱり私はこの時計が欲しいんだなぁ、、、と再確認したモデルがもう1つ。
シーマスターダイバー300M
品番:210.30.42.20.03.001
ケース径:42㎜
防水性:300m
価格:616,000円(税込み)
こちらです。
セラミックを使ったベゼルと文字盤が綺麗だなと思います。
1993年に誕生して以来、基本的なデザインは大きく変わることなく続いているところも良いです。
そして何より、私にとって007というとピアース・ブロスナン。
過去演じてきたどの役者のボンドも好きなのですが、リアルタイムで観ていたボンドがピアース・ブロスナンでした。
そんな私にとってダイバー300の青文字盤はボンドウオッチの印象が強いんです。
先日、最強のボンドウォッチについて書きましたが、最強かどうか別としてこの青文字盤に惹かれます。
ダイバーズウォッチだから夏場の時計と思っていてはもったいないモデル。。。
悩ましいです、、、、
と、最後は自分の欲しい時計をただ書き出しているだけの内容になってしまいましたが、
オメガを語る上で外せないのがシーマスター。
皆さん、もう1度シーマスターに注目してみてください。
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おまけ。
オメガと海との歴史⇒https://www.omegawatches.jp/ja/planet-omega/ocean/the-call-of-the-sea