腕時計の色々な魅力とか書けたらいいな的ブログ

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BREITLING NAVITIMER ブライトリング・ナビタイマーの魅力を徹底解説【NAVITIMER】おすすめのナビタイマーも!

こんにちは。飯田です。

今回はブライトリングを代表するナビタイマーのおススメポイントや魅力について改めてお伝えしていきたいと思います。

 

~もくじ~

■ナビタイマーの魅力

 1.時刻と時間と時を哲学する

 2.大空を想像させてくれる

■ナビタイマーの歴史

 1.航空界の始まり

 2.ナビタイマーが誕生した背景

 3.ナビタイマーの変遷

■計算尺の使い方

 1.掛け算

 2.掛け算 応用編

 3.速さ・時間・距離の計算

 4.時間・分・秒の換算

 5.マイルとキロメートルの換算

■今買えるオススメのナビタイマー

 1.ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 スペシャルエディション

 2.ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 ジャパンエディション(アンスラサイト)

 3.ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 ジャパンエディション(ブラック)

 4.ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 シルバーグレイ

 5.ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 スイスエア エディション

 6.ナビタイマー クロノグラフ GMT 46

 7.ナビタイマー クロノグラフ 41

 8.ナビタイマー REF. 806 1959 リ・エディション

■装着インプレッション

■まとめ

 

 

【ナビタイマーの魅力】

ナビタイマーは航空計算尺が付いたモデルで、最初のモデルは1952年に誕生しました。

 

Switzerland. Original Breitling Navitimer Chronograph from 1952 ...

1952年初代ナビタイマー

 

この独創的な時計はベゼルを回転させることによってあらゆる計算が可能となります。

第二次世界大戦で軍のパイロット達は航空計算尺(E-6B)の使い方をマスターさせられていました。

大戦終了後、多くのパイロットが民間航空会社で働くようになり、彼らの多くがこの航空計算尺を必要としていたそうです。

 

そんなパイロット達に向けて、ブライトリングが開発したのがクロノグラフと航空計算尺を備えたこのナビタイマーでした。

 

このような言い方をすると、ナビタイマーは非常にニッチでマニアック、一般向けの時計ではない、と感じる方も多いかと思います。

確かに一般向けを狙って誕生した時計ではないです。

しかし、このナビタイマーが持つ機能は日常生活でも活用することは可能です。

そんなナビタイマーの歴史的な背景や機能などは多くの書籍やブログなどで述べられているのでここでは後述させていただきます。

 

今回、私がナビタイマーの魅力についてお伝えしたいと思うのは歴史や機能だけでなく、

まずはナビタイマーを持つことの意味というか精神的な価値についてお伝えしたいと思っています。

 

 

1.時刻と時間と時を哲学する

『時刻』と『時間』の違いを意識している人はどれくらいいるでしょうか。

今では時間は時刻と同義的に使われることが多いですが、本来『時刻』とは一点を示すものです。

時刻表や『現在の時刻は』などの表現などを思い浮かべてもらえば分かると思います。

一方、『時間』はある一点からある一点までの間を指す言葉である。

 

では『時計』とは何か?と考えたとき、

時計は時刻を知るためのものであるのです。

 

シンプルにそれだけを求めた時計の究極はパテック・フィリップのカラトラバやロレックスのデイトジャストなどに帰結するのかもしれません。

だがそれだけではない機能が付いたモデルが時計の世界には数多くあります。

それは月の満ち欠けが分かったり、ゼンマイの残量が分かったり、海外の時刻を知ることができたり、、、

 

単なる今現在の時刻を知るという機能に付加機能を付けた時計は色々とあります。

 

元々は必要として考えられた機能だったり、単に時刻を知るだけでは面白くないと考え考案されたりしたものなど、、、

 

 

ここで改めて『時間』とは何なのか考えてみました。

時間とは『時』という連綿と流れ、うつろいゆくものを人類が自分達の生活に役立つように概念化したものが時間ではなかろうかと思うのです。

時間という概念は人が生活をする上で利便的に数値化した道具とも言えるのではないでしょうか。

 

そんな『時間』を生活の上で使いこなそうとした時に、時間は『計る、計算する』ということが必要になってきます。

 

想像してみてください。

今の時刻を知るには時計を見れば良いだけですが、待ち合わせまでの時間だったり、移動までどれくらいの時間がかかるのか、作業が終わるまであとどれくらい時間がかかるのか、私たちは常に時間を計ったり、計算したりして生活をしています。

 

時計を見つめた時に、時刻を確認するだけでなく、『時間』に思いを馳せることも多いのではないでしょうか。

 

もう○○分過ぎた

 

あと○○時間で好きな番組が始まる

 

そんなふうに時計を見て時間を感じることは多いはず。

 

そのような『時間』を使いこなすということを考えたときにベターな解を出した時計の1つがナビタイマーではないかと思うのです。

 

時間を計る=クロノグラフ

 

時間を計算する=計算尺

 

その2つの機能が盛り込まれた時計です。

そしてナビタイマーの面白いところはその特徴を決定づけている計算尺が付いた文字盤とベゼルですが、どの目盛り1つにも一切の無駄がないところ。

一見複雑に見えるこの時計は実は時間という人類が産み出した道具と向き合った時に無駄のないシンプルな時計なんだと思います。

複雑なのにシンプル。そんなある種の究極かつ唯一無二の機能美を持った時計ではないでしょうか。

 

時間を計り、時間を計算する。

 

クロノグラフ計算尺が備わっていることで実用的にそれを可能としており、

また、私にとっては文字盤を見ることでそのような『時間』というものの価値や意味を考え、哲学させてくれる時計でもあるのです。

 

人生は有限であるからこそ、時刻ではなく時間と向き合わなければいけないし、それの重要性を実感させてくれる時計の1つなのです。

 

 

2.大空を想像させてくれる

私達は生まれてからこれまでに誰もが皆、一度は空を飛んでみたいと空想してみたことがあるのではないでしょうか?

また、落ち込んだ時、綺麗に澄みきった青空を見上げて心を前向きにさせてもらったり、何気なく見上げた空を眺めながら色々な夢や希望を思い浮かべた人も多いはず。

 

青空だけでなくとも

夕暮れ時の焼けた綺麗な夕陽を眺めて郷愁の念にかられたり、どんより曇った空を見て少し寂しく憂鬱な気持ちになったり。

 

星が満面に瞬く夜空を見上げて大切な人への想いを募らせたりしたことがある人もいるのではないでしょうか。

 

空を見上げると大空はいつだって私達に色々な情念を与えてくれる。

 

 

 

そんな大空への想いをその文字盤を見て想起させてくれるのがナビタイマーではないでしょうか。

 

ナビタイマーを手にするということはそんな精神的な価値もあるのではないかと思うのです。

 

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【ナビタイマーの歴史】

 

空を飛ぶことが命がけだった時代から、パイロットの為に計器や時計を作ってきていたブライトリング。

 

そのパイロットウオッチの完成形の1つがナビタイマーであることは間違いないはず。

道具としての必要とされる機能を備えたその時計は命がけのパイロットにとって単なる道具としてだけではなく、最後に自分の命を託すことのできる精神的支柱だったはず。

 

今や色々なナビタイマーが存在するが、結局どのモデルも持っている本質やアイデンティティーは変わらない。

 

次にそんなナビタイマーの歴史をお伝えしていきます。

 

1.航空界の始まり

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ライト兄弟 初飛行 1903年12月17日

 

ライト兄弟の飛行記録

  • 1回目: 12秒、120ft(約36.5m
  • 2回目: 12秒、175ft(約53.3m)
  • 3回目: 15秒、200ft(約60.9m)
  • 4回目: 59秒、852ft(約259.6m)

 

ライト兄弟が初飛行を成功させてからもうすでに100年ちょっと。

最初の飛行はたったの36.5mだったんですよね。

たった100年余りで今のような航空技術が進歩しているっていうのは何だか凄いなぁと思うんです。

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1914年 第一次世界大戦が開戦

 

そして、11年後に始まった第一次世界大戦では戦争で初めて飛行機が使われました。

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1900年代初頭のクロノグラフ

 

当時のパイロットの必需品がクロノグラフ(ストップウオッチ付き時計)と計算尺

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計算尺

 

計算尺は数字を合わせて、掛け算や割り算などをする計算機。

今では電卓やPCがありますが、そういう便利な物がない時代の計算機。

様々な種類の計算尺がありますが、パイロットはこれらを駆使してフライトプランをたてて飛行を行っていました。

 

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航空計算尺(E-6B)

 

ちなみに現在、パイロットに愛用されているのがE-6Bと呼ばれる航空計算尺(フライトコンピューター)です。

これを使って、速度、到着予定時間など簡単に計算することができます。

1970年代以降に電卓が普及したことにより一般的には計算尺は使用されなくなっていきましたが

航空界では現在でもこの航空計算尺が使用されています。

コンピューターなど電子機器は突如トラブルが発生する場合がありますが、アナログな航空計算尺ではそのような心配がありません。

いざという時最後に役立つのはこういうアナログなものなのです。

 

2.ナビタイマーが誕生した背景

それではブライトリングの歩みを今一度、振り返ってみます。

創業が1884年。レオン・ブライトリングによってその一歩を踏み出します。

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レオン・ブライトリング(1860年~1914年)

 

最初の頃は懐中時計のクロノグラフを作っていました。

 

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当時のクロノグラフ

 

そして、2代目のガストン・ブライトリングの時代になると

その懐中時計にベルトを付けて腕に巻けるようにして腕時計型クロノグラフへと進化していきました。

 

 

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ガストン・ブライトリング(1884年~1927年)

 

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当初のころクロノグラフは上の写真の丸で囲ったリューズの部分を押すことでスタート/ストップ・リセット操作の全てを行っていました。

 

 

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1915年は独立したプシュボタンを開発。2時位置のボタンでスタート/ストップ・リセットを行いました。

 

 

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1923年には2時位置のボタンでスタート/ストップ、リューズでリセットを行えるようになります。

 

 

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そして1934年には2つのボタン(スタート/ストップとリセットのボタン)を開発。

特許を取りました。

 

これが、今現在もなお、クロノグラフのスタンダートなスタイルになっています。

クロノグラフの礎を築いたブランドと言えます。

 

 

 

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ウィリー・ブライトリング(1913年~1979年)

 

そして、三代目のウィリーブライトリングの時代についにナビタイマーが登場いたします。

 

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ガストンの時代に作られた腕時計型クロノグラフに航空計算尺を合わせてできた物がナビタイマーなのです。

ナビタイマーはブライトリング家が三代に渡って歩んできた時計作りの到達点とも言うべきモデルでした。

 

 

 

 

3.ナビタイマーの変遷

ブライトリングが一番最初に回転計算尺を搭載したモデルを発表したのが1942年。

初代『クロノマット』です。

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1942年 Ref:769 初代クロノマット

 

その10年後の1952年に現在も使われているものと同じ航空用計算尺を搭載した

記念すべき初代ナビタイマーが誕生いたします。

ãÂÂ1952 NAVITIMERãÂÂã®çÂȌÂÂæ¤Âç´¢çµÂæÂÂ

1952年 Ref:806 初代ナビタイマー

 

国際パイロット協会AOPAの公認時計となります。

BREITLING NAVITIMER 2NDï¼ÂCH-01ï¼Â1964å¹´)

1959年 Ref:806 2ndナビタイマー

 

1959年にナビタイマーの2ndモデルが出ます。

リファレンスも初代と同じで、搭載するムーブメントも初代と同じヴィーナス178

違いは、アラビアではなくバーインデックスを採用し、インダイヤルも反転カラーの白へと変更しました。

これにより、視認性もさらに向上し機能的にも進化したと言えるのではないでしょうか。

このモデルがデザイン的に現在のナビタイマーへと受け継がれてきています。

 

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Pilot "Twin Planes" | ref 806 | Breitling Navitimer

1960年代前半のナビタイマー Ref:806

 

そして、1960年代前半にはAOPAロゴではなく、2つの鳥(飛行機)マークへと変わります

リファレンスは同じRef:806。ムーブメントもヴィーナス178を搭載。 

 

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1960年代中盤のナビタイマー Ref:806

 

そして、1960年代中盤からは上記のようにインダイヤルが大きくなったRef:806が登場します。

もちろんムーブメントも名機、ヴィーナス178。

リファレンスやムーブメントは変わらなくとも、視認性を考慮した改良だったのではないでしょうか。

 

 

 

その後、1970年代の所謂クォーツショック(クォーツレボリューション)によりブライトリングは苦しい経営を続けていきます。

それを救った四代目アーネスト・シュナイダーが登場させたのがオールド・ナビタイマーでした。

 

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アーネスト・シュナイダー

 

アーネストは新生ブライトリングを3つの柱を軸に建て直しにかかりました。

■クロノマット(現代の最先端な機械式パイロットウオッチ)

■ナビタイマー(歴史を受け継ぐ機械式パイロットウオッチ)

■エアロスペース(テクノロジーを使ったクォーツパイロットウオッチ)

 

 

1985年 Ref:81600 オールドナビタイマー

 

1985年に手巻きのレマニアのムーブメントCal.1872を搭載したのが『オールド・ナビタイマー』でした。

なぜ”オールド”を付けたか正確なことはわかりませんが、おそらくナビタイマーも1970年代などはクロノマチックを搭載した奇抜なデザインのものや、クォーツのナビタイマーLCDなどもあったので伝統的なナビタイマーのスタイルを受け継いだモデルとして”オールド”と付けたのじゃないかと推測いたします。

 

このオールド・ナビタイマーですがそれまでのモデルと大きく違うところがありました。

ãBREITLING LOGOãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

現代のブライトリングを知る方には馴染み深いこのウィングロゴが文字盤に採用されたのです。

 

そして、1986年には

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1986年 Ref:81610 オールド・ナビタイマー

 

ムーブメントにバルジュー7750を搭載して自動巻きモデルとなりました。

名前は引き続き『オールド・ナビタイマー』でした。

 

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1992年 Ref:A13020 オールドナビタイマーⅡ

 

1992年には非防水だったのが3気圧防水に変更。

風防もミネラルクリスタルからサファイアクリスタルへと改良されました。

さらにクロノ針に『B』マークが付きます。

この変更で名称も『オールド・ナビタイマーⅡ』に。

 

 

さらに1994年には視認性をUPさせる為にインダイヤルの数字が変更されます。

表記する数字を多くしてより読み取りやすくしています。

 

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1994年 Ref:A13022 オールドナビタイマーⅡ

 

1999年に創設された『ブライトリング・ファイターズ』という第二次世界大戦で活躍した各国のレシプロ機を編成して編隊飛行を繰り広げたチームがあります。

この活動は2003年まで続くのですが、この活動を記念した特別モデルが2000年に出ました。

 

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2000年 Ref:A13330 ブライトリング ナビタイマー ファイターズ

 

ケースやブレスはサテン仕上げ

風防はクラシカルさを出す為にミネラルクリスタルを使用。

 

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文字盤中央には特別バージョンという事を示すSERIE SPECIALEの文字が。

こうして、85年に誕生(自動巻きの縦目は86年から)したオールド・ナビタイマーは20年近くの年数をかけて熟成の領域へと達成していきました。

 

 

ブライトリングの次なる一手は2003年に起こります。

 

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2003年 Ref.A2332(A232B35NP) ナビタイマー

 

2003年にナビタイマーはモデルチェンジいたします。その名も【ナビタイマー】

名前から『オールド』が取れて、以前と同じ『ナビタイマー』に。

ベースのムーブメントもバルジュー7750から7753へと変更になりました。

これにより60年代のナビタイマーと同じような横目のインダイヤル(下三つ目)の配列となりました。

スタイルは往年の下三つ目。

機械はクロノメーター仕様の自動巻きバルジュー7753がベース。

ただ、カレンダーの早送りが少々面倒な仕様だったのがファンの間からは少し不満が漏れていたのも事実・・・・

(時間を20時⇒0時へ早送りしてカレンダーを切り替える。また0時⇒20時へ時間を戻して、再度0時まで早送り、この繰り返し)

 

そのような状況の中、ブライトリングは2009年に初の自社開発のムーブメント『キャリバーB01』を発表します。

 

 

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5年の歳月をかけて完成させたこのムーブメント。

まずは最初にクロノマットに搭載されました。

このキャリバーB01の魅力は以前書きましたのでどうぞコチラを一読ください⇒『BREITLING キャリバーB01の魅力

 

特徴を羅列しますと

◆70時間以上のパワーリザーブ⇒一般的には40時間程度が多い

◆24時間カレンダー早送り可能⇒一般的には20時~3時の間は禁止

◆垂直クラッチクロノグラフを作動しても精度が安定。針飛びがない

◆コラムホイール⇒押し心地がよい。摩耗も少ない。

などです。

他にも特徴はあるのですが

私が一番この機械の魅力を言うとしたらメンテナンス性の高さです。

ウオッチメーカー(技術者)フレンドリーな設計になっており、メンテナンスがし易い作りになっています。

これはムーブメントの開発時に設計者だけでなく技術者も交えて開発されたからです。

 

設計者と技術者は混同されがちですが、設計者は洋服のデザイナーみたいなもので技術者は洋服のお直し屋さんみたいなもの。

もちろん両方こなせる人もいますが、設計段階で修理などメンテナンスのことまで考えているのが良いな、と。

 

時計は永く使い続けていくには必ず必要になるのがメンテナンス。

そのメンテナンスにまで配慮をしたムーブメントって良いですよね。

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2011年 Ref.AB012012(A022B01NP) ナビタイマー01

 

そして、ついに2011年にナビタイマーに『キャリバー01』を搭載したモデルが出ます。

名称も『ナビタイマー01』となりました。

以前のモデルと比較すると

 

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翼マークのロゴがプリントからプレートへと変更。

さらに、視認性も考慮されて、クロノグラフの秒針が赤色に。

これにて、ある種の究極のナビタイマーが完成した!

と私は思っています。

 

52年から続いたナビタイマーは常にブランドの代表モデルでありました。

その代表モデルにこれ以上ないと言えるくらいのスペックとクオリティを追求した最先端の技術を投入したモデルがナビタイマー01です。

01に代わる新たな基幹ムーブメントが開発されたら別かもしれませんが、そんな簡単に出てくるものでもないでしょうし。。。。

成熟しきったナビタイマー。

そんな2011年から続いたナビタイマーが2018年にマイナーチェンジをしました。

2018年 AB0121211B1 ナビタイマー1 B01

 

どこが変更されたか見てみましょう。

 

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↑右のモデルが今までのナビタイマー01ですが、どこがマイナーチェンジになったのでしょうか。

 

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新しいナビタイマーの変更は大まかには以下の3つ

ロゴマークの変更

◆インダイアルの書体と向きの変更

◆カレンダーの書体の変更

カレンダーやインダイヤルの書体はCEOがジョージ・カーンに代わってから発表のあったモデルと共通にしています。

これはブランディングの上で重要な点で、今までブライトリングの書体はモデルによって変わったりしていたのですが

実はそれは珍しいことで、基本このように統一してくるのが望ましいとされています。

また、ロゴの変更はナビタイマーに限らずコーポレートロゴが変更に伴うもの。

今後のブランドの方針でもあります。

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↑新しいコーポレートロゴ

ナビタイマーのように完成されたものに下手に手を加えることは非常に難しいものです。

せっかくの完成されて受け継がれているものを壊してしまう恐れもあります。

かの、ドイツの時計ブランド『SINN』の創設者でパイロットであったヘルムート・ジン氏も言っていました

ナビタイマーは『デザインは完璧であり、手を入れる余地がない』と。

 

また、銀河鉄道999などで有名な松本零士氏は

『わけがわからない複雑さで、いつまで経っても飽きない、機械としての面白さがある。それでいて、無駄を省いた機能性はまさに感動的なクロノグラフである。空を飛びたくなる衝動に駆られるから不思議だ。史上、最も華麗な腕時計だと私は信じている』

と、言っています。

 

 

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こうして、過去から現在に至るまでのナビタイマーの変遷を見てみても

ナビタイマーが持っているアイデンティティーというのは何ら変わることなく受け継がれている。

このような不朽の名作を手にするというのは、そのモデルが歩んできた歴史を紐解き、感じ取ることで

人類が歩んできた歴史を追体験することができるような存在だと思います。

現存するクロノグラフで、一番永く作り続けられているモデルがナビタイマーであり、時計史に名を残すモデルでもあるのです。

 

 

 

計算尺の使い方】

 

ナビタイマーの特徴を圧倒的に決定付けている計算尺

この計算尺は見た目だけでメカニカルでかっこいいと思う人もいると思いますが、どうせだったら使いこなせたら楽しいのは間違いないはず。

 

そんなわけでして、次に計算尺の使い方をご紹介します。

 

まずは数字の読み取り方を覚えましょう!

まず、基点となるのが10時方向にある赤い10がポイントです。

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この計算尺にある数字は計算する数字に合わせて桁を換算して読み取ります

どのようなことかと言いますと

 

この赤い10は

10=・・・・0.01、0.1、1、10、100、1000・・・・

と、計算する対象の数字が100だったらこの赤い10を『100』と換算して読み取ります。

 

つまり

10の下にある11という数字は計算によっては

11=・・・0.011、0.11、1.1、11、110、1100・・・・

と読み取ります。

 

なお、この数字の表記は時計まわりに大きくなっていきます。

 

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↑このような感じです。

ここまで、理解できましたでしょうか。

 

1.掛け算

それでは次に掛け算の方法をご説明します。

例えば3×4という掛け算の場合。

 

まず、外側の数字の3を内側の基点【10】に合わせます。

ここでいう外側の3は『30』を3として換算して読み取ります。

 

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↑このように30(3)を内側の10に合わせます。

 

次に、

3×4なので、内側の4を見ます。

この場合、4は『40』を4として換算して読み取ります。

 

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そうすると内側の4(40)の外側に答えの12があります。

 

これが掛け算の方法になります。

3×4でも

30×4でも

3×400でも

桁が違うだけなので、すべてこのように数字を合わせることになります。

何度も言うようですが、桁は換算して読み取ります。

 

2.掛け算 応用編

1ℓ=170円のガソリンを給油する場合

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内側の10に外側の17を合わせます。

⇒これで、1ℓ(10)=170円(17)ということになります。

そして

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40ℓ給油した場合は

内側の『40』を見ていただけると外側が『68』を指しているので=6800円かかるということがわかります。

 

30ℓ給油した場合は

同じように内側の『30』を見ていただけると外側が『51』を指しているので=5100円ということがわかります。

このような感じで同じように円とユーロの換算表にも使えます。

 

なお、現在のガソリンの価格を考えると1ℓ170円なんてありえないのですが、

以前書いた記事を引用したので、当時の状況というやつです。。。。。

 

 

 

3.速さ・時間・距離の計算

さて次にご紹介するのが私が個人的に好きな計算。

小学校の算数で勉強した計算です。

例えば時速120㎞/hで走行していて、80㎞先の場所までは何分で到着するか?

と言った場合。

 

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時計の真ん中にある【MPH】という矢印に時速である120(12)を合わせます。

そして、80㎞先まで行くので、外側の80を見ます。

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↑この黄色で囲んだ80ですね。

 

 

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そして、この外側の80に対して内側が40を指しています。

つまり、

時速120㎞/hで80㎞先の距離は40分所要するというのが答えとなります。

 

 

逆に

80㎞離れた場所まで50分(以内)で着きたいと言った場合

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①外側の80(㎞)と内側の50(分)を合わせます。

②次にMPHに対する数値を確認⇒96を指しています=時速96㎞/hで走れば50分で着きます。

 

以上のような計算もできます。

 

これらの計算は小学生の頃の・・・

 

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これですね。

み(道のり)

は(速さ)

じ(時間)

で覚えている方もいますし

 

 

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は(速さ)

じ(時間)

き(距離)

で覚えている方もいるかと思います。

 

なお、

時速90㎞/hで750㎞離れた場所まではどれくらい時間がかかるんだ?

と言った場合は

 

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①90(㎞/h)をMPHに合わせます。

②続いて外側の75(750㎞)を見ます。

そうすると答えは50となります。

ん?50?

5時間?

と思った方もいると思います。

答えは500分です。

なので、時間に直す場合は500÷60をしなければいけなくて

8時間20分となります。

 

 

4.時間・分・秒の換算

例えば2時間は何分? 2時間は何秒?と言った場合

 

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①内側の10に外側の20(2時間)を合わせます。

②内側のMPHの外側に12(120分)と数字が来ます。

 

つまり2時間=2×60分=120分なので、時間を分に換算できています。

 

次に

③内側の赤い△(STATとNAUTに挟まれた、10の対極にある△です。)を見ます。

そうすると外側に72(7200秒)が表示されます。

つまり、2時間=120分=7200秒なわけです。

 

 

5.マイルとキロメートルの換算

1マイル=1.609344㎞(約1.61㎞)です。

陸上競技をやっていた方なんかは馴染み深いと思いますが

400mトラックを1人1周、4人で合計4周するリレーを【マイルリレー】と呼んでましたよね。

そんな、マイルとキロメートルの換算がコチラ↓

 

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①内側の『STAT』と書いた矢印に10(1マイル)を合わせます。

※STATは法定マイル(statute mile)の略。

②内側の『KM』を見る⇒約1.61を指しています。

このようにして、例えば90マイルは何キロメートル?という問いに対してはSTATに90を合わせればKMのところに答えがきます。

同じように海での距離を示すノット(海里)も『NAUT』という文字が内側にあると思いますが換算できます。

 

 

【今買えるオススメのナビタイマー】

ここまでナビタイマーについてあれやこれやと書いてきましたが

では現在、ナビタイマーはどんなモデルがあるのか?オススメのナビタイマー8選をご紹介いたします。

 

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 1.ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 スペシャルエディション

品番:AB0121211B2A1

ケース径:43mm

防水性:3気圧防水

ムーブメント:ブライトリングB01

1,144,000円(税込)

 

前述した自社ムーブメントB01を搭載した初期のナビタイマーの復刻。2018年に日本だけに特別に追加で作ってもらったモデルで、定番だったモデルとの違いは裏蓋がトランスパレント(裏スケ)になっています。

市場にある数も残りわずか。

 

 

 

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 2.ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 ジャパンエディション

品番:AB0121A21B1A1

ケース径:43mm

防水性:3気圧防水

ムーブメント:ブライトリングB01

1,144,000円(税込)

 

代表モデルのナビタイマーB01の2020年日本限定モデルです。世界的にはナビタイマーに使用されなくなったウィングロゴを復活。しかもプレートではなくプリント。プレートの方が好きという方もいると思いますがこちらの方が翼のデザインがハッキリと見やすくて好きという方もいます。

そして何よりこのカラー。アンスラサイトの文字盤にブラックのインダイヤル。ワントーンの文字盤のような引き締まった印象がありながらも絶妙なコントラストが目をひくデザインです。

 

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3.ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 ジャパンエディション

品番:AB0121A11B1A1

ケース径:43mm

防水性:3気圧防水

ムーブメント:ブライトリングB01

1,144,000円(税込)

 

上記アンスラサイトモデルと同時に発売された2020年の日本限定モデル。王道のナビタイマーを踏襲しながらも定番とは違うのがアンスラサイトモデル同様のプリントウィングロゴ。あとはインデックスと針がゴールドになっているところです。ゴールドをさりげなく使用することでラグジュアリー感もアップしています。

 

 

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4.ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 シルバーグレイ

品番:AB012012/G826/447A

ケース径:43mm

防水性:3気圧防水

ムーブメント:ブライトリングB01

1,144,000円(税込)

 

ブラック文字盤が定番のナビタイマーにおいてシルバー色をベースにした日本特別仕様のモデル。

いわゆるパンダカラーと言われる人気の配色です。

2017年に登場したモデルでこちらも市場に残っている数はあとわずかのようです。

なお、裏蓋は摂氏・華氏の換算スケールが付いた往年の仕様。プロの計器を指標とするブライトリングらしい細部までの拘りが感じられるモデルです。

 

 

 

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5.ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 スイスエア エディション

品番:AB01211B1B1X1

ケース径:43mm

防水性:3気圧防水

ムーブメント:ブライトリングB01

1,017,500円(税込)

 

1960年代から70年代にかけて、ブライトリングは15社を超える大手の企業や航空機メーカーから信頼を寄せられるサプライヤーとなっていました。

時代はまさに空の大航海時代。その商業航空業界の黄金期を象徴するエアラインとブライトリングと航空の密接な結び付きを記念して誕生した2019年のモデルの1つです。

デザインも60年代から70年代に時代を席巻したサイケデリックな要素を取り入れているのです。

写真の黒文字盤はスイスエアのモデルですが、他にもパンナム航空、トランス・ワールド航空(TWA)仕様のモデルもあります。

 

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70年代のブライトリング

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6.ナビタイマー クロノグラフ GMT 46

品番:A24322121B2A1

ケース径:46mm

防水性:3気圧防水

ムーブメント:ブライトリング24

869,000円(税込)

 

以前は『ナビタイマー ワールド』として作られていたモデルの現行機。インダイヤルも同色にすることで初代ナビタイマーへのオマージュ的な要素も。

海外時間を表記できるGMT機能は実はパイロットにとっても意味のある機能です。国際線のパイロットは標準時を基準にしますので自国の時間だけではなくもう1つの時刻を知れる時計は便利な機能となります。

そもそもGMTの機能は今日では海外への旅行者用に捉えられがちですが、元来はパイロット向けの機能として誕生しています、

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7.ナビタイマー クロノグラフ 41

品番:A13324121B1A1

ケース径:41mm

防水性:3気圧防水

ムーブメント:ブライトリング13

792,000円(税込)

 

上記、ナビタイマーGMTGMT機能のないモデル。

かつて『オールド・ナビタイマー』と呼ばれていたモデルと基本仕様は同じモデルで、インダイヤルを同色にしたのはGMTと同様に初代モデルへのオマージュ。

クロノグラフ付きナビタイマーのエントリーモデルですが、信頼性の高いムーブメントと程よいサイズ感は使いやすいモデルです。

 

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8.ナビタイマー REF. 806 1959 リ・エディション

品番:AB0910371B1X1

ケース径:41mm

防水性:3気圧防水

ムーブメント:ブライトリングB09

1,056,000円(税込)

 

初代ナビタイマーの1959年仕様モデルの復刻。

世界限定1959本で、60周年の2019年に発表されました。

外装はオリジナルモデルを忠実に再現。裏蓋も同時と同じスナップ式になっており、ベゼルのビーズ数も年代によって違うが1959年時と同じ94個にしています。

違うところと言うとムーブメントはB01を手巻きに改良したB09。そしてオリジナルは非防水でしたが3気圧防水となっています。

ブライトリングファンならずともコレクションの1つとして欲しくなってしまう一品。

買える店舗は既に限られていると思います、、、、

 

 

 

【装着インプレッション】

ナビタイマーを実際に着用した時のインプレッションをご紹介します。

今回使用したモデルは43mmのモデルです。 

 

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私の手首は16cmなのですが、43mmでもごつすぎない見た目です。

ベゼルが薄いので文字盤全体の大きさはあるのですが、ダイバーズウオッチなどの分厚いベゼルが持つごつい印象を与えません。

 

 

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ちょっと角度を変えて見てみても、風防は両面無反射コーティングを施しているので光りの反射がなく非常に見やすいです。

計算尺の細かい目盛りのせいで、時刻自体が読み取りづらいんじゃないか?と心配する人もいますが

インデックスと針はしっかりとコントラストを描き読み取りやすくなっています。

 

 

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風防はサファイアクリスタルのドーム状になっています。

ベゼルも若干傾斜をつけていてグリップしやすくしています。

 

 

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厚さは14.22mm。決して薄くはないですが個人的には厚過ぎもせず程良いサイズ感です。

より薄くてより軽ければ時計は着けやすくなるのは間違いないですが個人的にがある程度のサイズ感と重さが欲しいと思っています。

大好きな存在の時計なので存在感を感じられる時計が良いんです。

 

 

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なお、ナビタイマーの文字盤は塗装ではなくメッキです。

メッキは発色が安定しづらいので塗装にするところが多いのですが、細かな目盛りをちゃんと見せる為にメッキになっています。

製造方法は文字盤全体に銀メッキをかけて、目盛りの部分をマスキングします。

その上に黒いメッキを施して、マスキングを取ると目盛りが出てくるという方法。

 

なので、キズミなどで良く見てみると目盛りの部分が若干文字盤よりも凹んでいる。

目盛りがプリントではないので、劣化により剥がれる心配もないのです。

ナビタイマーの文字盤製法

出典:Webchronos

 

 

 

【まとめ】

久々に改めてナビタイマーについて書かせてもらいましたが、本当に不思議な時計だなと個人的には思います。

私が初めてナビタイマーを目にした時はブライトリングというブランドも分からないし、そもそも時計に興味や関心がなく、ロレックスやオメガすらもまともに分からなかった頃です。

そんな素人の私の第一印象は『変な時計』でした。全然カッコ良く感じなかったし、クロノマットの方が断然カッコ良く見えました。だから最初にクロノマットを買ったのですが、クロノマットを購入して急速に時計に興味が出てくると他人の時計に目が行くようになったり、時計やブランドの歴史を学ぶようになったりしていきました。すると半年もしないくらいでナビタイマーがカッコよく見えてきたんですよね。

他人とは違う個性のある時計を身に着けたい、歴史ある時計を身に着けたい、そんな気持ちが強くなっていたと思います。

 

ちなみに、時計のことをよく分からない人でもクリエイティブな仕事をしていたり、クリエイティブな才能がある人は初見からナビタイマーを魅力的に感じる人は多いです。本質を見る目があるんですよね。

 

世の中には沢山の魅力的な時計がありますが、ナビタイマーというモデルは比較対象となる他の時計がないんですよね。比較できるとしたら同じナビタイマー系のモデル同士になってしまうんです。

 

そんな唯一無二な存在がステキだなと思います。

 

そして改めて言いますがナビタイマーを身に着けて見ることで『時間』と向き合えるし、考えることができます。そして空を眺めているような気分になれる。そんな魅力のあるモデルなんです。