腕時計の色々な魅力とか書けたらいいな的ブログ

仕事で書いた時計に関するブログの備忘録ブログです。内容に間違いがあるかもしれませんので見つけたら指摘してください。

BREITOLING STORY ~アフターサービス~

こんにちは。

 

飯田です。

 

 

ブライトリングをお持ちじゃない方にとってブライトリングの魅力はどのように映っているのでしょうか?

 

ブライトリングには魅力的な商品が沢山ありますが、商品と並んで魅力的なものの1つにアフターサービスがあります。

 

今回はブライトリングのアフターサービスについてお伝えさせていただきます。

 

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アフター サービスの重要性

 

私が時おり言っていることなのですが、時計選びで重要な要素の1つが『アフターサービス』だと思っております。

 

理由は簡単で、

100万円でも200万円でも、それくらいの金額の腕時計を買おうと思ったら買えるんです。

多くの人にとって物理的に無理な金額ではないと思います。

車を買うことを考えたらそうですよね。

 

でも!

 

どんなに高い時計、気に入った時計を購入しても

使い続けていけるかどうか?

と、いう問題があります。

 

なぜなら、永く使い続けていくためには必ず必要になるのが『メンテナンス』だからです。

 

オーバーホールという言葉を聞いた方も多いと思いますが。

時計の内部には複数の部品があり、そこに機械油がさしてあります。

永年使用していると油が汚れたり、乾いたり、そのまま使用していくパーツの摩耗や損傷が出てきます。

 

そこで、時計を外装、内装、全て分解し、洗浄、そして新たにオイルを挿しなおして組み立て直す

完全整備の作業オーバーホールと言います。

 

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オーバーホールに関してはコチラ⇒http://www.studiobreitling.com/maintenance-guide/overhaul/index.html

どのような作業を行うのか動画で見れますのでぜひご覧ください。

 

 

時計を永く愛用し続けていくために必要なもの、それがオーバーホールです。

アフターサービス、重要です。

 

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ブライトリングのメンテナンス料金

 

 

時計を永く愛用していく為に必要な『メンテナンス』。

では、気になるのがそのメンテナンス料金。

ブライトリグのメンテナンス料金はどうなっているのでしょうか?

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上記のようになっています。(詳しくはコチラ⇒http://www.studiobreitling.com/maintenance-guide/maintenance-service/pricelist.html

 

標準価格メンバー特別価格とがあります。

これは日本の正規販売店でご購入いただくと無料で会員登録ができ、このメンバー価格が適応となります。

 

ブライトリングの中でも人気が高いのが機械式クロノグラフのモデルです。

そうすると料金は①か②になります。

(なおオーバーホール料金には外装仕上げ(研磨)分が含まれています。)

 

 

①で見てみるとオーバーホール価格100,000円(メンバー価格50,000円)となります。

 

この金額は他ブランドと比較するとどうでしょう??

 

私が調べている限りではクロノグラフのオーバーホールだと60,000円~80,000円くらいが多いようです。

自社ムーブメントのクロノグラフだと100,000円~150,000円くらいでしょうか。

 

ブライトリングの場合、メンバー特別価格だと安いのです!

一般的なクロノグラフ50,000円、自社ムーブメントでも62,500円なのです!!

 

 

ちなみに、修理業者などで激安のオーバーホール料金を提示しているところもあります。

オーバーホール料金というのはそのほとんどが技術料です。

つまり、そのオーバーホールが安いということは技術的な内容もそれだけのことしか行っていないという可能性があります。

現にそういう業者でメンテナンスをした方の体験談などもネットでは溢れています。。。

 

個人的には時計のメンテナンスはメーカーで行えるなら正規のメンテナンスをお勧めします。

純正パーツも使ってくれますし、安心感があります。

 

もし、ヴィンテージ物などで正規のメンテナンスが行えない場合は信頼できる修理業者にお願いするしかありませんが。。

 

ブライトリングの場合ですとヴィンテージ物でもほとんどの時計を対応してくれます。

まずは一度ご相談してみてください。

 

 

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ブライトリングの技術者

 

そして、メンテナンスの重要性をお伝えする時にいつも言っているのですが

料金も、もちろん大事なのですが、あとは『人』!

人が本当に重要だと思うんです。

 

人間で例えたらメンテナンスを受ける時計は患者なんです。

そのメンテナンスをする技術者は医者です。

 

でも、お医者様のお話を患者さんが聞けるような実際の病院とは違います。

時計のオーナーは店舗に時計を預けます。

どこが調子悪くて、どこが気になっていて、などの相談を直接技術者にはできません。

そして技術者は送られてきた時計をメンテナンスしますが、オーナーとは会わないですし、話しもしません。

 

この流れはメーカーの修理体制としては一般的です。

ただ、私はここに1つの問題があるといつも思っています。

 

それは、技術者は時計をちゃんと修理(メンテナンス)して、ちゃんとした状態で返却すればいい。

極論、『技術者としての腕が全てだ』と思ってしまいがちになるのではないか?ということ。

 

むろん、そうじゃない技術者も多いですし、そのような傲慢になってしまう技術者の方の方が少ないかもしれません。

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(STUDIO BREITLINGhttp://www.studiobreitling.com/studio/#

 

ただ、1つ言えるのは

ブライトリング ジャパンの技術者の方々は業界でもトップレベルで、お客様に寄り添った想いと対応をしようとしているメーカーです!!

 

これは本当に声を大にして教えてあげたい事実です。

 

それを支えているのが彼らの活動です。

①メンバーズサロンで実際にブライトリングオーナーと触れ合う

②各専門店でのフェアでメンテナンスアドバイスを行っている

③毎月第2土曜日にスタジオ ブライトリングでメンテナンスアドバイスを行っている

 

これらを行っていますが、技術者がこんなにユーザーと触れ合う体験をするメーカーは他にはありません

 

しかも、これだけでなく技術体験セミナーという、ブライトリングオーナー向けに時計の仕組みの講義や、実際の分解・組み立て体験をしてもらったりなどの活動を行っています。(オーナーだけでなく、そのお子さん向けのキッズセミナーまでも開催しているんです)

 

 

このブライトリングの技術者の方々のホスピタリティー溢れる対応はフェアなどに来ていただければ感じていただけると思います!

 

そして、このホスピタリティーの柱となっているのがこの人。

 

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林繁氏

 

全世界に12人しかいない、技術者の為の指導者『技術トレーナー』として活躍する方です。

当然、技術力があるからこのポジションなのですが、林さんの凄さは『ブライトリング愛』だと感じます。

 

日本で、いや世界で、林さんほどブライトリングを愛している方はいないのではないでしょうか?

 

そして、その愛は一方的ではなく、ブライトリングを愛用しているユーザーへも向けられているのです。

 

私は林さんから聞いた言葉で感銘を受けたものの1つに『お客様の使用状況を疑うのではなく、時計を疑え』という言葉。

 

時計の修理にもってこられる時計の中には今までに例のないような不具合(故障)があったりします。

検査、点検を行ってもお客様が申告しているような症状が発見できないような場合など。

大抵そのような場合、お客様の使用方法や使用環境などに問題があるのではないか?と推測する人がほとんどです。

だって、検査しても点検しても異常がないんですもん。

 

でも!

林さんはそれでも時計の方に問題があるのではないか?と徹底的に向き合ってくれます。

 

そんな林さんの情熱や愛がワタシは好きです。

 

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突然、スタジオ・ブライトリングに訪問してもこのよう快く応じてくれたり。

 

1998年にブライトリングに入社した林さん、私も時計の販売は1998年から行っているので

ブライトリングというブランドに携わった年数は一緒なのです。

 

 

 

なお、ブライトリング・ジャパンの技術者は世界的にも高い評価をされています。

現在スイスのブライトリング本社の技術部門の責任者は以前某グループのアフターの責任者だった方なのだそうですが、

ブライトリング・ジャパンの技術陣の技術力や体制、お客様へのホスピタリティーなど、その姿勢に感嘆とし

大いなる賛辞を送ったそうです。

 

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その他のアフターサービス

 

 

①メンバーズサロン

 

毎年、その年に発表された新作商品を含めた全てのラインナップを展示し、ユーザーの方々に見て、触ってもらえるイベントです。

ただ、商品を展示しているだけでなく、各種のプレゼンやメンテナンスアドバイスなどがあったりブライトリングの魅力を一気に体験してもらえるイベントです。

(残念ながら今年は終了しました)

 

 

 

 

②INFO BREITLING

 

年に2回発行される会報誌(インフォ ブライトリング)。

これ、発行部数すごいんですよ。一般的な全国雑誌よりも多く発行しているんです。

新作の情報があったり、ブライトリングの活動情報があったり、色んな情報が満載で、ブライトリングの世界観に浸れます。

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このような紙媒体って経費もかかりますし、これがそのまま収益に対してどのような効果があるのか測れないので、続けるのが難しいんですよね。

実際に似たようなことをやろうとしてもやれないブランド、やり続けられないブランドもいます。

でも、個人的にこの会報誌は非常に楽しみでもあり、続けてくれるのはファンにとってとても嬉しいものだと思います。

 

 

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以上のように、今回はブライトリングのアフターサービスについてお伝えしてまいりました。

最初に言いましたが、どんな時計でも『使い続ける』にはアフターサービスが重要だと思います。

各ブランドが色々な施策を行っておりますが、ブライトリングのアフターは業界でもトップレベルの内容です。

ぜひ、ご興味を持った方は色々と調べてみて、体感してみてください。